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アメリカでの子育て。

子供が出来て初めて日本とフランスに行って気付いたけど、アメリカ…はどうかわからないけど、少なくとも私の住んでいる北カリフォルニアって、赤ちゃんの健康には一番優しいかもしれない。

医療(保険)、教育(機関)となるとまた話は別なんだろうけど。

アメリカはジャンクフードのイメージが強いけど、意外と、と言うか、むしろだからこそヘルシー思考の食べ物も簡単に見つかる。
前に誰かに、日本と比べて、農薬の量がハンパじゃないから日本では無農薬じゃなくていいものも、アメリカではオーガニックと言う選択肢が容易に選べる、って聞いたこともあるけど。

それにしてもオーガニックの野菜や果物、ベビーフードやスキンケアや衣服まで、すぐに、簡単に手に入るし、日本やフランスと比べるとそこまで割高感もない。
赤ちゃんのおもちゃなんかもいつも行くスーパーでは、何とかフリーだとか、オーガニックだとかって言う害の少ないおもちゃが本当に身近。

フランスでも、日本よりは簡単にスーパーでオーガニック(ビオ)のお菓子やベビーフードが手に入ると思うけど、それでも種類の豊富さはアメリカとの差は歴然。

日本では赤ちゃん用品は、ナチュラル、無添加、無着色…とかはあっても原材料がオーガニック、って言うのはやっぱりそれなりのお店だったりじゃないと見つからない。

その代わり、アメリカのベビーフードはヘルシーなものがとっても多いけど、でもとっても単調でつまらない。
日本やフランスのベビーフードは、やっぱりグルメだなあーと思う。


あともうひとつ気付いたのが日本とフランスは結構近くに赤ちゃん連れいても平気でタバコを吸うし、禁煙席なんて本当に形だけ。
私も昔は愛煙家だったし、個人の自由だと思うし、副流煙副流煙騒ぎたくないんだけど、アメリカにいるとついついタバコの煙のないことに慣れてしまう(サンフランシスコにいると、すれ違った人からマリファナの匂いがするのには慣れてしまう)。

私は自分の家族もいるし、育った国なので暮らしやすいのは日本だし、一生懸命お金貯めて留学したくらいだからフランスも大好きで、いつかまた住みたいとも思う。ずっとアメリカは一生暮らすところじゃないな、ってどこかで思っていたけど、ちょっといいところが見えてきた。

前に息子を連れて買い物に行った時に、そこで働いてる若い女の子が駐車場で一服しようとした時に私たちを見て、思わずタバコを引っ込めて”赤ちゃんの前では吸えないわ”って笑いながら私たちが通り過ぎてしばらくするまでまっててくれたことがある。アメリカらしいなって思った。

それにレジのおばちゃんや働いてる若いおにいちゃん、バスやエレベーターで一緒になった人、みんな子供に優しい、と言うか子連れに優しい。これはフランスも一緒。
もちろん日本にもそういう人はたくさんいるんだけど、たとえはドアを開けてくれる、席を譲ってくれる、電車の乗り降りのときにちょっと乳母車を引き上げてくれる、こういう場面に出会う確立はアメリカとフランスは日本とは比べ物にならない。それが、若い子でもかなりさっと出来る。

フランスと比べてアメリカは、手助けしてくれる以上に、さらに近くにいたらあやしたりちょっと遊んだりしてくれる人もものすごーく多い。

うちの子は肌がどうも弱そうで、アトピーの気もあるし、私が喘息があったのでそれも出てくるかもしれないし、既に彼はちょっとしたアレルギーもある。そういう面でも、アメリカは食品が充実している。

赤ちゃんに優しい(改めて、医療関係はまた別の話)環境は、そのまま、車椅子の人にも同じことが言えたりする…パリや東京で、乳母車だから面倒、とかここどうしよう、って色んなところで思ったんだなー。
まあ交通機関に関しては、アメリカが車社会だからそういう不便を感じないって言うのもちょっとあるけど…

パリのメトロで、旦那さんといかにフランスの生活様式が車椅子の人に向いてないか、っていう話をしてた時に、東京やサンフランシスコと比べて、例えば非白人で、ハンディキャップで、ゲイでもサンフランシスコは暮らしやすいそうだねって話をしてた。
アメリカの中でもサンフランシスコって特別なのかも。
by zapada | 2011-09-16 14:30
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